大学受験で推薦入試を狙う際、必要な対策は内申点対策でそれは定期考査対策そのもの。しかし、定期考査レベルの対策では一般入試に全く歯が立たない。今、塾業界では高校部門に参入する塾がとても多いが、その塾が推薦入試を激推ししているのは単に一般入試の対策ができないから。進学校に進むなら、まずは一般入試対策をするべき。それがあるからこそ推薦入試の合格率が上がるのです。

大学受験で推薦入試を狙う際、必要な対策は内申点対策でそれは定期考査対策そのもの。しかし、定期考査レベルの対策では一般入試に全く歯が立たない。今、塾業界では高校部門に参入する塾がとても多いが、その塾が推薦入試を激推ししているのは単に一般入試の対策ができないから。進学校に進むなら、まずは一般入試対策をするべき。それがあるからこそ推薦入試の合格率が上がるのです。

はっきりいいますが、教える側からすれば高校の定期考査対策はとても簡単です。生徒としては勿論大変ですが、教える側は英数を中心に、なんなら英数だけの教科書対策をすればいいだけなのです(当予備校では文系科目も理系科目も対策しています)。

しかも、それは高校2年生の2月まで。高校3年生の定期考査は6月からですが、それまでは各生徒は高校総体に向けて全力で取り組み、特に推薦入試狙いの定期対策が主の生徒は、定期考査直前しか本気の勉強はしません。ですから、推薦入試を激推しする塾は、実質高校2年生まで教科書の勉強の面倒をみながら、定期考査前の1週間前後だけ対策すればいいくらいの感覚なのです。その後は高校が推薦入試対策をしてくれて合格実績をつくってくれる。。(これに近い例としてですが、都会の塾だと中学生専門の塾がなぜか大学合格の実績を掲げていることが結構あります。高校受験が終わった卒塾生を3年後に追跡して自塾の実績にしてしまうという。。確かに都会には盛岡第一高校以上の高校がゴロゴロありますからね。そこに羽ばたかせて輝かしい実績を残したということを伝えたいということは分かることは分かります。ただ、中学生と高校生の勉強の内容は雲泥の差で、そもそも大学受験を指導していない塾が大学の合格実績を出してしまうというのは、やはり不思議に感じます。)

さらにやっかいなことに、一般入試対策をしなくなった(または最初からできない)ことで、本来なら一般入試に費やすべき力をすべて販促に傾けるようになったのです(一般入試対策の労力は定期考査対策の数倍は軽くあります。それがごっそりないと想像してみてください)。そのことで、推薦入試の爆発的な流行に塾側からも拍車をかけることになったのです。常識的に考えて人の目につくというのは販促へかなりの力を削がないとできません。なんなら販促しかしていないとできません。10年前はブログの更新は年に1回にして受験対策に打ち込んでのにな。。

最近、中学生を集められなくなった塾が大都市圏を中心に推薦入試対策をウリにして高校生を集めるようになってきました。一方、本質的に推薦入試で合格できるのは、先輩方が切り拓いた各高校の伝統があるから、各人に勉強以外の光る何かがあるから、先輩方が努力して勝ち取ってきた一般入試などの実績があるからこそです。推薦入試激推しでそれらの信頼を食い尽くしてしまったあとは、簡単に合格できる大学にしか合格できなくなるのにな。。

進学校に入ったのであれば、まずは一般入試で突破できる学力を。それがあるからこそ、推薦入試でのみんなの合格可能性が上がっていくのです。

 

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