見えない格差に縛られ続けるのはこの辺で終わりにしよう①【豆知識】四谷大塚全国小学生テスト小学2年生算数の最終問題は、岩手県公立高校入試数学の最終問題と同じかそれよりも難しい

【豆知識】四谷大塚全国小学生テスト小学2年生算数の最終問題は、岩手県公立高校入試数学の最終問題と同じかそれよりも難しい

これを起点として世の中はどうなっているんだろうと俯瞰して考えていくと、進研模試・全統模試・大学入試2次試験の攻略がみえてきます。

進研模試の大問(3)はほぼほぼ中学生範囲の内容を駆使する問題。したがって、高校入試の時に手を抜いて、しっかり勉強していない生徒には解けません。ただし、最終問題の作題の根底が高校範囲ではないなんて、邪道なのでは?とも思ってしまいますよね。

全統模試のテクニックはあまり参考書に載っていない、高校時代に習得すべきテクニックが多いです。だから、まずは参考書の基本例題で土台をつくっておき、過去問でテクニックを吸収していくのがよいです。

大学入試2次試験は中学入試のテクニックがちらほら出てきます。大体は比を用いた解法で解決できますが、作題者が作題に窮すると取り合えず難解な平面や立体図形を出してきたりもします。まさに中学入試の花形の内容。したがって、中学入試を受けていない生徒は大学入試の過去問から、その技を習得していくしかありません。

まとめると、進研模試は定期考査レベルの積み重ねの力を測る忠実な問題、全統や2次試験などだと、都会の生徒たちのように中学受験を経験した生徒と、地方の生徒たちのように中学受験を経験していない生徒との隠れ格差が、力量の差になる場合が多いのです。だから、進研模試はあらゆる高校で採用され、全統以降のレベルになると途端に解けなくなるのです。

模試や大学入試試験の根底の部分を明らかにするとあっけないものです。都会の塾や受験アドバイザーの方と話をしても話が通じないのはこのためです。都会の方々はこれらのことを知ってか知らずか、全く別の切り口で学力格差はここからくる!みたいなことを話すのです。そもそも習っていないんだから解ける訳ないだろーというのが真実なのです。

中学受験を経験したのかしていないのか・偏差値70を超えるような名実共にある公立高校入試に向けた受験勉強をしたか否か、小学生高学年の段階・中学生時の受験勉強の段階ですでについてしまっていた見えない格差で、結果的に、大学受験の時に大きな負担を生徒たちに背負わせるのをこの辺で終わりにするためにも、上記のようなことを押さえることが大切だと感じています。