合格体験記

 「合格体験記1」

「大学受験」東北大学合格

私が大学受験を意識し、勉強に追い込みをかけ始めたのは高校三年生からでした。早いうちからセンター試験対策をしておこう、と赤本を買ったのは二年生の時でしたが、部活動や日々の課題、定期考査対策のために結局一ページも進めることができませんでした。しかし、受験を経験した今、定期考査の重要さを痛感しています。今やってもどうせ忘れてしまうから、いつか詰め込めば良いと考えていた部分が、当時少なからずあったのですが、「いつか」は来ません。逆に言えば、考査前に理解を深めた単元は、受験では確実な得点源になりました。

高校三年生になると、授業では新しく学習する内容が減っていき、余裕ができ始めました。ここで、本格的に受験勉強を開始しようと決意をしました。前期中間考査が終わった六月頃だったと思います。

私は学校や自宅ではなかなか集中して勉強することができず、受験勉強開始を決めてからは、図書館や学習センターを利用していました。学校での課外が終了して五時半、六時半から九時まで他の学習スペースで勉強、十時半から自宅学習というルーティーンでした。秋からは塾の自習スペースを利用させていただきました。外部の施設に比べて時間的な自由があり、自分のタイミングで行けるので個人的にとても好きな場所です。電車通学をしていたのですが、北上駅から塾まで歩く時間も、気分転換をすることができる貴重な時間でした。

受験勉強は、苦手な科目を中心に自分で学習方針を決め、塾で相談をした上で最適な教材をさがしてもらう形で進めていました。教材はいくつか候補を絞っていただき、最終的に自分で選ぶことができたので、納得でき、受け身にならない勉強になりました。国数英だけでなく倫理や理科の基礎科目まで、全科目サポートしてくださったので自分なりに楽しく勉強をしていました。

学校で、一人対四十人の授業の中で分からないことができた時に、何度も先生や友達に教えてもらうのははばかられるのですが、塾では一対一だったので完璧に理解するまで質問することができます。受験勉強をする上で、必要なときに必要な分だけアドバイスをもらえる環境として、塾はとても良い空間でした。私は中学生の時から通っていたので、学習スタイルを理解していてくださり、方針を決めた後は良い意味で、好きなように勉強を進めることができました。

このように個人個人の性格や学習状況に合わせたサポートを受けられるのが、個人的には塾の大きなメリットだと思います。私の場合は、プレッシャーに弱い性格なので受験に対して過度な干渉を避けてくださったのが精神的にありがたかったです。塾のアットホームな雰囲気が私はとても好きです。

私は高校生活で、部活動と生徒会活動、学習のバランスをとるのに苦戦していました。そのために受験勉強のスタートが遅れてしまったのかもしれませんが、時には思い切って割り切るのも選択の一つだと思います。受験をするのは自分なので、周りのアドバイスを聞きつつ、自分なりに頑張ってみるのは大切な経験になると思います。

これから受験勉強をする皆さん、既にプレッシャーを感じている方も、まだ実感が湧いていない方も、ぜひ第一志望を目指して、諦めないでください。模擬試験の成績で一喜一憂することがあると思いますが、判定がいまいちでも、本番でいくらでも覆すことができます。(私は六十点上がりました。)口では無理かもしれないと言ってしまうことがあるかもしれませんが、心の中ではできると信じ続ける頑固さをもって、頑張ってください。応援しています。

 

 

「合格体験記2」

「夢に向かって」
盛岡第三高等学校 合格 

白ゆりテスト

得点・偏差値

推 移

11月

12月

1月

直 前

306点SS55

275点

SS51

311点

SS56

383点

SS60

※ 短期間で、公立入試で勝負する力をつけることができましたが、これはもともと基礎を固めることができていたからです。得点や

偏差値に表れていなかった部分を入試当日に出すことができたのだと思います。もちろん、早期から確実な成績をとることができれ

ば幸いですが、そうでない場合は付け焼刃ではなく、目先の点数ではなく公立入試を目標とした勉強することが大切です。

私が受験勉強する前は陸上部の練習があったので18時半ごろに帰宅し、それから2時間半くらい勉強をしていました。疲れもあったためいつも21時半前には寝ていました。朝も毎日練習がありましたが、4時半に起床し1時間くらい勉強してから登校していました。

このように3年生の始めはそれなりに勉強をしていましたが、本格的な開始は8月下旬あたりです。しかし、修学旅行や文化祭など大きな行事もあったため、本当の開始は10月くらいだったかもしれません。また、その頃から学校の先生に「時間を大切にしろ」「妥協するな」など、数多くの言葉をもらい刺激を受けたと思います。

本格的な受験勉強を始めてからの生活は帰宅後5時間以上勉強し、毎朝5時には起きて1時間半勉強してから学校に登校していました。中学での3年間、早寝早起きを続けてきましたが就寝時間が遅くなった分、ときどき眠くなってしまうこともありました。

使用した教材は、学校の教材「マイペース」、塾の教材「冬得」「白ゆりテスト過去問題」「入試過去問題」などです。また、国語は苦手だったので、毎朝新聞を読んだり読書をしたり、英語は長文を必ず1問は解くようにしたりしました。

学校の先生には、授業で分からなかったところを聞き、各教科によって対策プリントをもらいました。面接練習も学校ごとに組んで練習をしてもらうことができ、充実していました。塾の先生には、教材で分からなかったところを最後まで丁寧に教えてもらい、全然分からなかったところを2回も3回も教えてもらい助かりました。「この分野を強化したい」と言えば沢山の教材を準備してくれて私にとって心強い先生方だったと思います。

塾のメリットは、分からないところを丁寧に教えてもらえるところと、自分のペースで進めることができるところです。デメリットは特にないと思います。部活と勉強を両立するコツは、学校の授業をよく聞くことと、切り換えをしっかりして、どちらにも妥協しないことです。受験勉強をする方へのアドバイスは、受験前1週間を頑張ることは当たり前のことなので、先を見通して計画的に勉強することが大事だと思います。中総体前になると、部活だけに集中することになるので、1時間くらいでも勉強しておいた方がよいと思います。

最後に、志望校合格を目指して頑張って下さい!!