ニュース導入
今朝のニュースで「家庭内での小さないさかいが増える時間帯は夕方に集中」と紹介されていました。
学校帰り、宿題、夕食前後。大人も子どもも疲れが出る時間です。
取材に応じた家庭では「普段は素直なのに、ある日だけ全く動かない」という声が目立ちました。
現場の先生方も同じ実感を持っています。「態度が急に硬くなる日がある。でも翌日はケロッとしている」と。
CUOREA予備校でも、同様の波を日々見ます。
その“波”は性格やしつけの問題ではなく、心の燃料・安心感・自分で決めたい感覚のバランスが崩れたサインであることが多いのです。
要約
子どもが素直になれない日は「反抗」ではなく「防御」になっているだけ。
原因は、疲れや空腹、失敗の積み重ね、小さな不安、そして「自分で決めたい」という自然な欲求の過不足です。
この状態で指示を強めると、さらに防御が固まり、時間も関係も消耗します。
有効なのは順番を変えること。
安心を先に、選択を次に、課題は最後に。
「まず分かるよ→どっちにする?→じゃあ3分だけやろう」の流れです。
短く、具体的に、成功のハードルを下げて、動き始めの一歩を一緒に作る。
その一歩が出れば、素直さは戻り、学習も追いつきます。
塾でも家庭でも、これは再現性の高い手順です。
解釈
「素直じゃない」は、心が危険信号を出している合図。
叱るより先に「何に身構えているのか?」を見ます。
多いのは、エネルギー不足、見通しの欠如、失敗の記憶、そして「選びたいのに選べない」窮屈さ。
ここを満たすと、子どもは自分で姿勢を立て直します。
塾の現場では、最初の30秒で空気を変えます。
「今日は疲れてる顔だね。まず水飲もうか」
「漢字と計算、どっちからいく?」
「2分だけ一緒にスタート。そのあと区切ろう」
これで多くの“固まり”は溶けます。
逆に「早くしなさい」「なんでできないの」は、防御を強化し、親子ともに消耗。
素直さは資質ではなく、扱い方で戻る“状態”だと捉えるのが近道です。
理由(背景・根拠)
1. エネルギー残量の波
夕方は疲労・空腹で判断と我慢が落ちます。まず燃料補給が必要。
2. 見通しの不足
先が見えない課題は脳が危険と判断。時間や量の上限提示で安心が戻る。
3. 自律の欲求
「自分で決めたい」が満たされないと抵抗が出やすい。小さな選択肢が効く。
4. 小さな失敗の積み重ね
学校でのつまずきが家で反動に。最初に「できている部分」を言語化すると再挑戦しやすい。
5. 体調要因
睡眠不足、季節の変わり目、成長によるだるさ。気づけば態度も和らぐ。
影響(どんな変化?)
– 良い対応が続くと、動き出しが速くなる。親子の衝突が減り、学習時間の質が上がる。
– 命令が続くと、防御が習慣化。先延ばし・言い訳が増え、自己肯定感が下がる。
– 「安心→選択→課題」の順を定着させると、自分で整える力が育ち、受験期の伸びしろになる。
今後
– シナリオ1:声かけの順番を整える家庭が増え、夕方のバタバタが短縮。宿題のつまずきが早期に解消。
– シナリオ2:叱責が先行し、防御が固定。学習より葛藤に時間を使う日が増える。
– シナリオ3:家庭と学校(塾)が合図を統一。「短く共感→選択→小さな成功」で連携し、態度の波が緩やかに。
家庭での活かし方
– 最初の30秒は“実況共感”
「帰ってきたね、今日は暑かったね」など事実+ねぎらいで防御を下げる。
– 選択肢は2つまで
「先に計算 or 音読?」「今 or 20分後?」過剰な選択は負担。
– 量と時間を最小化
「3問だけ」「3分タイマー」。動き出しの摩擦を下げる。
– エネルギーチェック
水分・軽食・深呼吸。燃料を入れてから声かけ。
– うまくいったら言語化
「最初の一歩、速かったね」。行動を褒めると再現される。
まとめ
素直になれない日は、子どもが弱くなった日ではありません。
心の燃料と安心が不足しているだけ。
叱る前に「安心→選択→課題」の順番に切り替える。
小さな一歩を一緒に作れば、素直さは戻り、勉強も前に進みます。
塾でも家庭でもできる方法です。今日の夕方から試してみましょう。
🌙 見守る力を一緒に
焦らず、比べず、寄り添いましょう🥹
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