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言語化こそが概念形成であり理解である⑤ ~賢くない子の親の苦悩②『偏差値40の娘の中学受験を最後まで応援するブログより』~

https://ameblo.jp/kyodaipapa/entry-12816690107.html

~賢くない子の親の苦悩『偏差値40の娘の中学受験を最後まで応援するブログより』~
様々内面で葛藤しながら娘さんへ向ける想いに、一人の親としても塾講師としても共感します

以下、転載内容です。
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私は彼と、川のほとりに座って、お互いが受け持っているカテキョの生徒の話をしていた。
私が自分の生徒の不出来を訴えたところ、彼は私にこう言った。
「公立中学には、連立方程式をどれだけやってもできない人がいる。」
「サボっているとか、理解する気がないんじゃなくて、わからないんだよ。」
「俺たちが線形代数をなんとなくしか理解できないように、彼らは連立方程式をなんとなくしか理解できない。」
「だから問題が変わるとたちまち解けなくなるんだよ。」
私は激しく反論した。
「いくらなんでも一次方程式が理解できないなんてありえない!!真剣に理解しようという気がないだけだ!」
すると彼はあきらめたような表情でこう言った。
「お前は中学から進学校で育ったから、そのへんが分からないんやろな。」
今、二十数年の時を超えて、その友人の言葉が正しかったことを痛感している。

中学受験算数や高校数学が理解出来るというのは「特殊技能」だ。
逆にこれらに視点をおいて見ると、
国民の過半数は、「中学受験算数学習困難児」であり、「高校数学学習困難児」である。
公立小学校の算数があんなにも簡単な理由は、あれくらいのレベルに抑えておかないと義務教育が成り立たないからだ。
先生が普通に教えたら生徒の「6~7割の人」が理解でき、一生懸命教えたら「8~9割の人」が理解できる内容にするには、あれくらいにしておかないと、授業が成り立たないのである。
娘も小学校の算数の宿題は瞬殺できる。
30分のテストも5分以内に解ける。
(そして1問くらい間違えやがる)
小学校で出てくるレベルの算数の問題は、塾で1年先取り学習してもきちんと吸収することができた。
しかし逆に、公立小学校の算数のレベルを「上回る」内容は、いくらやっても、どれだけスパイラルをかけても、一向に定着しなかった。
公立小学校のカリキュラムは、娘のような真の凡人にとっては、とても理に適っていると思わざるを得ない。
公立小学校の算数と中学受験算数のレベルは、あまりにもかけ離れている。
そして公立中学校の数学は、まるで大学受験なんて存在しないかのようなスローペースで進んでいく。
みんなが口を揃えて言う「高校数学から一気に難易度が上がる」という我が国の“おかしな”カリキュラム設計は、ある意味、理に適っている。
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私が塾講師になる前後に気づいて以降、この事実とどう向かうか考え実践してきた問い、そのものです。